印花楽は長らく環境にまつわる理念を追求し、プリントを通してストーリーを語ってきました。
我々は、最初から絶滅危惧種の動物に関心を持ち、例えば「台湾ハッカチョウ」の柄、また、山、海などのイラストを使い、人々に自然を感じていただくよう努めてきました。そして、毎年我々は海辺をきれいにするイベントを行っています。
2020年、会社内部に「グリーンライフ委員会」を設立し、「グリーンライフの意識を上げる」という目標を立て、内部の政策を制定しています。
そして、2020年に、少しずつ印花楽の商品の原料を持続可能な材質に変える事を決め、毎年使用割合を上げています。
我々が憧れている日本ブランド無印良品が行っていること、それは同社が20年以上にわたって、オーガニックの素材の使用割合を上げてきており、2018年からは、全ての服に使用される綿がオーガニックとなっています。
(無印良品公式サイト https://www.muji.com/hk/feature/inner/#)
印花楽も今年から正式に「オーガニック」商品を開発するとともに、他の持続可能な材質を取り入れています。例えば、台湾の工場が開発した「vegan leather N°PELLE®」(http://www.foremostleather.com/)が新しい材質です。そして、他の持続可能な材質もさがしています。
持続可能な材質を使う商品を開発することが難しいですか?技術的には難しくないですが、会社にとっては大事な決定です。
例えば、皆さんによく知られている「オーガニック綿」は、正式な証認が必要であり、基準を満たしたサプライヤーを探さないといけないことから、工場の選定を厳しく行う必要があります。あわせて、普通の綿よりオーガニック綿の価格が三倍ほど高いので、会社にはコストが増加していきます。
このことから、我々は少しずつ取り組んでいくこととし、毎年使用割合を上げていきます。
ビジネスブランドの改革には、強い決意が必要です。我々をサポートしていただく力になるのがお客様からの応援です。皆さんに商品を購入していただくことで、この理念と商品が受け入れられているという意味になり、我々も少しずつ前に進むことができます。
皆さんに感謝をしつつ、お客様がいたからこそ、我々は前に進むことができます。今後もこの世界のためにもっと行動します。
文章:沈奕妤 ( Ama ) 印花楽共同創立者、アートディレクター